医薬品・医療機器・再生医療等製品・医薬部外品・化粧品工場対象
環境から検出される微生物は、目視確認および菌数のみではなく、分類・同定を行うことにより様々な情報を引き出すことが可能です。特徴や性質を確認することで日常管理プログラムや運用状況と関連付けて考察を行い、その発生要因、制御方法を検証することは、安定した環境管理を行うために必要な項目です。
近年の微生物分類・同定は、遺伝学的性質を中心に組み立てられており、菌叢は比較的容易に把握する事が可能になっております。一方で、設備やランニングコストの問題もあり、現場へ広く浸透していなことも事実です。
今回の第115回EQMセミナーでは、微生物分類同定の基礎と一般的な施設設備において実施可能である表現型を中心とした分類同定方法について解説します。品質管理部門、微生物業務ご担当者様の基礎力量アップにご利用頂けますと幸いです。
2007年9月19日(水)東京会場
13:00~16:00
会費:¥20,000-
時間 | 内容 | |
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1 | 13:00~13:40 | 微生物分類・同定の基礎 |
2 | 13:50~14:20 | 細菌同定試験までの原理と流れ |
3 | 14:30~15:50 | 表現型による細菌分類 ①Bergy’S Manual of Systematic Bacteriologyを中心として ②簡易同定キット試験を中心として ③情報提供:新しい分類方法(遺伝学的性質) |
4 | 15:50~16:00 | 質疑応答 |
微生物の分類・同定手法は、分類学の変遷と共に変化しています。特に近年は遺伝学的性質に基づいた分類が主となり、旧分類群の再整理、新種提案が盛んに行われています。生物分類の移り変わり、その中における微生物の位置を認識することは微生物を分類・同定する前提として認識する必要があります。細菌の命名規約と種同定における考え方、細菌の表現型~遺伝型の試験まで、分類・同定の基本的項目を解説します。
細菌分類・同定試験を行うためには、純粋分離した単一菌体が必要となります。目的とする分離条件の設定、および分類・同定試験に必要な資機材類を解説します。
注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。