セミナー活動は、私たちの事業の大きな柱の一つとして、設立当初より着々と歩を積み重ねてきました。C&S基本理念に明記されている「学会と実務の溝を埋めるための応用技術開発を第一の任務」を体現するために、更に海外の先進的な技術や、私たちが実際に現場において応用し経験してきた事例を基礎に、様々な難問を抱えている現場での問題解決に活用できる技術体系を構築し、公開し、提案してきました。セミナーでは、社員自らが講師となることが多いですが、より専門的なテーマについては大学や研究機関の先生方、各業界で先進的な取り組みをされている方に講師を依頼して、より質の高いセミナーを企画、提供しています。
なお、企業内教育も承りますので、教育・訓練プログラムをご参照下さい。
注* コンサルタントや個人の方の参加はお断りする場合がございますのでご容赦ください。
1984年に第1回EQMセミナーを開催してから、本年まで連綿と続けてまいりました。御愛顧いただき誠にありがとうございます。これからも、最新情報や現場での具体的な環境管理技法などをご紹介してまいります。
環境品質マネジメント(EQM)は、ハード・ソフト・ヒューマンにまたがる非常に広範囲の管理項目を含んでおり、この中から対象業種と中心的テーマを絞って、1日、半日コースで開催するセミナーです。医薬品工場、食品工場や食品流通業を主な対象業種として実施しています。
医薬品工場では、薬事法のもとでGMP(適正製造規範:Good Manufacturing Practices)の確立が法制化(義務付け)されており、科学的な根拠に基く高度な品質保証体制が求められています。製造環境に対しても厳密な管理が必要です。私たちは、製造環境の品質向上を主眼として、「製造環境のバリデーション」、「環境微生物の制御と洗浄殺菌技術」、「昆虫動態のバリデーション」、「昆虫や毛髪などの生体由来異物の混入防止対策」などを主なテーマとして、セミナーを開催しています。
食品業界に対する消費者からの要求は、近年特にその厳しさを増しています。食中毒などはもってのほか、添加物や遺伝子組み換えなど安全に不安を抱かせるものは敬遠され、当然美味しくて、しかも健康にも良い食品。品質保証のための課題は、ますます複雑で高度なものになっています。私たちは、製造環境管理と品質管理といった品質保証の基盤づくりの分野を中心にしてセミナーを開催しています。主なテーマとしては、「製造ラインの洗浄手順(SSOP)の確立」、「危害分析とHACCPの導入」、「動物性異物混入防止対策」、「昆虫や毛髪などの生物由来異物混入リスクマネジメント」、「施設・設備のサニタリーデザインとゾーニング」などです。
食品工場や食品流通を主な対象として、3日間コースで開催しているセミナーです。PPとはPrerequisite Programsの略で、HACCPシステムの導入時にあらかじめ整備しておかなければならない前提条件という意味であり、つまりGMPのほとんど全部の項目が含まれています。 品質保証体制の基盤づくりの全分野を網羅して、これを約30項目のセッションに構成しています。各企業でHACCPシステムの導入に携わっているリーダーやメンバーの基礎教育として、非常に意義の大きい内容のセミナーです。
現場の第一線で活躍するHACCPコーディネーターとチームの育成に最適なプログラムです。 期間:3日間
感染防止を考える時、まず「環境感染リスク要因をいかに制御するか」が重要な課題となります。何故なら環境を整えること、即ち環境設備は、全ての制御策に先んじて行う重要かつ基本となる感染制御策であるからです。
最も清浄な環境が求められる手術室を対象に、感染リスク要因の中から空気、昆虫、保清に焦点を当てて、セミナーを開催します。
公的機関から食品工場の衛生管理、食物アレルゲンや医薬品の昆虫・微生物管理について講演のご要望があり、研修会、GMP研究会で情報を提供させていただいています。その内容をご紹介します。
C&Sの企業理念の中に「学会と実務の溝を埋めるための応用技術開発を第一の任務であると考えます。」とあります。海外の最新情報や新しい管理技術を公開セミナーだけでなく、学会や専門誌・機関誌に論文を発表してまいりました。その実績と内容などをご紹介いたします。この技術、例えば昆虫の管理基準などは多数の企業に取り入れられています。今後も、新しい環境管理技術を発信し続けたいと思います。