食品工場・食品流通業対象
食物アレルギー表示制度の目的は、アレルギー患者が食品表示を確認し、回避することです。このため、食品取り扱い企業は食品表示の信頼性が求められます。 食物アレルゲンコントロールの中心は洗浄と清掃で、製造機器・環境の計画的なクリーニングプランを設計することが重要です。それに加え、製造計画、セパレート、動線管理などを検討、定着のための教育と監査を実施することで、食物アレルゲンの汚染を極力回避します。 今回は、実際に特定原材料を使用しない食品を製造している実例も紹介、実践的な内容としました。皆様の参加をお待ちしております。
時間 | 内容 | 講師 | |
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1 | 13:00~13:30 | 食物アレルゲンの最新情報 | 津田 訓範 |
2 | 13:35~16:00 | 食物アレルゲンコントロールプログラム | |
2-1 | 13:35~14:00 | 原材料の確認と管理 | |
2-2 | 14:00~15:00 | 製造工程における食物アレルゲンコントロール | |
2-3 | 15:15~16:00 | 定着のための監査と教育 | |
3 | 16:00~17:00 |
永谷園における特定原材料不使用商品対応の実際 |
(株)永谷園 品質保証部 品質保証室長 増田尚弘氏 |
北米では食物アレルギーによるアナフィラキシーショックで年間150名程度が死亡しており、重要な課題になっています。このセッションでは、北米と日本の最新情報を説明、食物アレルゲンを取り巻く課題について明確にします。
食物アレルゲンコントロールで供給者の管理は非常に重要です。それは製造工程で食物アレルゲンを除去することが難しいからです。このため、事前に供給者の情報と実態を確認、安全な原材料を納品する体制を整えます。
カナダのSQA(Supplier Quality Assurance)の考え方を参考に供給者の管理方法について述べます。
食物アレルゲンコントロールは、製品特性、ラインの構造を把握し、コントロールすべきポイントを明確にする必要があります。このセッションでは、原材料の区別、生産計画、セパレート、そして洗浄の組み合わせ方法について実例を含め解説します。また、店舗、レストランにおける考え方についても説明します。
食物アレルゲンコントロールは、製品特性、ラインの構造を把握し、コントロールすべきポイントを明確にする必要があります。このセッションでは、原材料の区別、生産計画、セパレート、そして洗浄の組み合わせ方法について実例を含め解説します。また、店舗、レストランにおける考え方についても説明します。
永谷園では平成14年以来、一般小売店で販売可能な特定原材料不使用商品を製造販売しています。
これらの商品についてどのように考え、どのような仕組みで商品開発を行っているのか?また、実際の現場ではどのような管理を実施しているのかをご案内いたします。
【講師紹介】
㈱永谷園に入社以来、品質管理部門で各工場の品質管理業務、海外原材料の管理、外食関連の衛生管理などに携わる。
02年、品質保証部が新設され、以降、品質保証室長を務める。09年より、ISO9001の品質マニュアルにISO22000の要求事項を盛り込んだ永谷園独自の品質保証システムNAFSAS(Nagatanien Ajihitosuji Food Safety Assurance System)を立ち上げ、より高度な品質保証体制の構築を目指している。
注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。