食品・医薬品・医療機器・包材・化粧品工場対象
防虫については、調査で使う費用と対策で使う費用があります。これらの費用に対して期待された効果が得られたか数値(昆虫類の捕獲数や混入クレームなどの減少)で確認することが重要です。効果の低い対策をくり返し行なうよりも、発生要因に直結した恒久的な対策をとることでコスト削減も可能です。具体的な防虫対策とその効果について実例を交えて解説します。また、自社でできる防虫対策のための資機材の紹介と実習を致します。
2011年6月16日(木):大阪会場
2011年6月21日(火):東京会場
13:00~17:00
会費:¥20,000-
時間 | 内容 | 講師 | |
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13:00~13:10 | 環境品質マネジメント-統合的管理による費用対効果- | 伊藤 壽康 | |
1 | 13:10~14:00 | 防虫対策の費用対効果 | 尾池 泰英(大阪) 伊藤 壽康(東京) |
2 | 14:00~15:30 | 昆虫類の発生事例とその対策効果事例の解説 | 中川 禎(大阪) 伊藤 壽康(東京) |
3 | 15:45~17:00 | 自社でできる対策の紹介と実習 | 中川 禎(大阪) 伊藤 壽康(東京) |
防虫対策の費用は、工場の規模だけでなくその取り組み内容により大きく異なります。防虫対策を設計する際には、工場の抱えている課題を明らかにし、必要な対策を計画する必要があります。課題が明らかであれば、目的や効果が不明な費用の是正や過剰な予算の削減が可能となります。また、対策の前後で昆虫類の捕獲数やクレーム件数などを比較してその効果を検証する方法や年間の防虫対策における成果を含めた目標管理の方法について解説します。
捕獲された昆虫は製造環境の不具合を表す指標です。餌、生息場所、外部形態などその昆虫種に特有の生態情報に基づき根本的な問題解決ができていますか?よく問題となる昆虫類について、問題の発生から解決までを様々な工場の実例をふまえてご説明します。昆虫それぞれの生態を理解することで発生要因に即した対策をとることが可能です。
防虫対策は殺虫と防虫設備だけではありません。「餌をなくす」「侵入経路を塞ぐ」など工場主体でできる対策があります。汚れを落とすだけでなく、殺虫効果も期待できる洗浄の方法や資機材をご紹介します。工場の中では数ミリの非常に小さな昆虫も問題となります。発生源を正確に掴んでいても、施工が不十分で解決できないことがあります。防虫対策として施工する場合の注意点を解説し、実習を交えてその技術を修得していただきます。
注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。