医薬品・医療機器・再生医療等製品・医薬部外品・化粧品工場対象
医薬品・医療機器・再生医療等製品・医薬部外品・化粧品工場の防虫ご担当者様、チャタテムシ類を中心としたクリーンルームやそれに準じるエリアでの優占種の管理を強化・再構築をしようとされている方・・・ぜひ、ご参加下さい。
時間 | 内容 | 講師 | |
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1 | 10:00~11:00 | 殺虫剤に頼らない防虫管理の構築 | 伊藤 壽康(東京) 尾池 泰英(大阪) |
2 | 11:00~12:00 | タカラダニ科の発生特性と生態学的防除 | 木村 俊彦 |
3 | 13:00~15:15 | チャタテムシ類の発生特性と生態学的防除 | |
4 | 15:30~16:15 | チョウバエ科など残渣性ハエ類の発生特性と生態学的防除 | |
5 | 16:15~17:00 | その他、ご要望の多いクリーンルームで問題となる昆虫類の生態学的防除について |
昆虫類を制御するためには、出現した昆虫類だけをターゲットにした防除でなく、昆虫類の出現する背景を理解し、その環境を操作する必要がある。建物内の昆虫管理においては効果が一過性となりやすい殺虫剤に頼るのではなく、物理的防除、環境の物理的操作、昆虫類の行動操作を併用して、生態学的なアプローチにより長期的に制御できる仕組みを作ることが重要である。
また殺虫剤に関しては、欧米ではケミカルハザードとして特に1990年代以降、精力的な健康リスクの再評価と規制の強化が進んでいる。製造施設で使用する防疫用殺虫剤についても、こうした動向を踏まえて基礎的な知識と問題点を把握しておく必要がある。医薬品・医療機器等の工場における昆虫管理の基本的な考え方と殺虫剤の問題点・適切な利用の仕方について紹介する。
クリーンルームという密閉度の高い空間でありながらも、野外からの徘徊侵入型であるタカラダニ科が頻繁に出現することがある。タカラダニ科の侵入しやすいクリーンルーム、その侵入経路や発生場所を紹介するとともに、クリーンルームやクリーンルームに準ずるエリアへの侵入阻止を図る対策について紹介する。またタカラダニ科の侵入経路と同じ場所が問題になる昆虫類とその事例も併せて紹介する。
クリーンルームに出現する昆虫類の最優占種であるコナチャタテ科を中心に、その発生している場所、侵入経路の原因となる設備・環境の不具合等について紹介する。また侵入経路の事例紹介だけではなく、原因究明方法、効果的な是正措置を基にした是正の水平展開(予防)、0ベース管理の実例等について紹介する。
医薬品・医療機器工場ではクリールームやその周辺エリア問わず、様々な排水設備・排水管、様々な形状の排水口等が備わっている。これらの構造上の不具合や、運用上の不具合により、チョウバエ科等の残渣性ハエ類が室内にも出現することがある。様々な事例を通じ、具体的な設備不具合の改善方法や残渣性ハエ類の防除方法を説明する。
アリ科、ヒメマキムシ科、オサムシ類、ゴキブリ類、カツオブシムシ科や飛来侵入型昆虫など、種々の昆虫類の侵入や発生を通じて判明する環境上の不具合を紹介するとともに、殺虫や環境改善の実例を紹介する。
注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。