EQMとは

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EQM:環境品質マネジメント(Environmental Quality Management)の考え方(一部抜粋)

EQM

  食品・医薬・化粧品など微生物を制御する必要のある産業にとって、水・空気は副原料である。製造ラインをとりまく環境空間、そこに存在している昆虫、微生物そして人間も含めて、すべて製品に対する汚染要因である。製品の品質管理を行う時、製品をとりまく環境の品質管理を行うことは当然のことである。ラインの洗浄も手洗い、整理、整頓もすべて製造業務そのものである。

  環境衛生管理の課題は、物理的、化学的、生物的環境因子の影響を予測し、未然に問題を解決して製品の品質を守り、人々の健康・安全と企業の繁栄に貢献することである。
  環境品質マネジメントは、さまざまな環境因子の製品品質への影響を予測して、ハード・ソフト・ヒューマンにわたる多様な管理対象項目を統合して、危害を未然に防止するシステムである。最終的に消費者に、安全・健全な製品を届けるためには、原材料段階から、製造、保管、流通など、あらゆる段階において品質管理をやらなければならない。そして各段階において、工程管理としてハード(サニタリーデザインから設備保守)、ソフト(サニタリープラクティス、モニタリングなど)、ヒューマン(個人衛生、行動規範、教育)を組み合わせて、整理・整頓、清掃、洗浄、殺菌、ペストコントロール、防黴・防塵施工、消臭、空気清浄管理、使用水管理、廃棄物管理、グリーンキーピング、個人衛生、教育などあらゆる管理業務を統一的に行わなければならない。
  EQMは品質保証活動の一環として行われる限り経営活動そのものであり、費用有効度管理が行われなければならない。各項目を単に総合的に管理するのではなく、統合的に管理していくことで、その相乗効果が現れ、そのもたらす利益との関係を明らかにして、はじめて意味をもつものであり、この効果を評価する基準を必要とする。
  我社はこれらの構築に寄与していきたい。

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