手術部セミナー 事務局便り

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  セミナーにご参加いただきありがとうございました。お蔭様で成功裏に無事終えることができました。今回は、アシネトバクター・バウマニによる多剤耐性菌によ る感染をはじめ、NDM1、KPCの検出と連日マスコミの報道がありその対応について私どもにも多くの問い合わせがありました。そこで、早急にセミナーを 開催してその対策について皆様にお知らせするべきと考えました。
  そこで、以前当研究会の「院内感染防止連続セミナー(14年間75回開催)」で講師を務めていただいた自治医科大学附属病院の森澤先生にお願いしたところ快く引き受けていただき、このセミナーが実現いたしました。先生からは、時節柄インフルエンザの動向についても話を入れましょうというとご提案があり今回のプログラムでは2部構成になりました。
  皆様から多くのご質問があり活発な意見交換ができ、時間の許す限り先生にお答えいただき、熱意のこもったセミナーとなりました。この場をお借りして、皆様に、そして講師の森澤先生に御礼申し上げます。
今後の予定としましては、年3回ほど感染にかかわる話題を選んでこのようなセミナーを企画し、弊社のHPでお知らせいたします。
  なお、当日、森澤先生に「手洗いの重要性」を科学した書籍をご紹介いただきました。絵本のような体裁ですが、はじめに「絵本ではなく、手を洗うことの大切 さを説明したノウハウ本です」とあります。院内感染だけでなく、食品衛生、医薬品の衛生管理でも重要な手洗いを学術的にしかもわかりやすく解説されてお り、従業員教育に最適と思います。ぜひ、ご一読ください。

病院バイオ・クレンリネス研究会
事務局長 岩田 哲郎