令和3年(2021年)6月1日に食品衛生法の一部が改正され、今年で3年が経過しました。この改正は大きく分けて7項目あり、順次施行されていますが、その中の1項目にHACCPの制度化が含まれています。 HACCPは、各製造工程のハザード分析を実施し、特に衛生管理を行う上で重要な工程を選定し、その選定された工程の集中監視を行うことで、食品の安全性を担保する管理方法ですが、食品事故が後を絶ちません。なぜでしょうか。
原因の一つとして、製造工程における食品衛生上の問題が見逃されている(予察されていない)、または問題について確認されているが、解決されていないことが考えられます。ここで必要になるのは、衛生上の問題に気づき、原因を特定し、適切な問題解決を行うための正しい知識と技術の習得です。 そこで、2024年度のEQMセミナーは、食品衛生管理項目で重要となる、異物混入防止、病原微生物汚染防止、そして食物アレルゲン混入防止対策をテーマとし、弊社が取り組んできました経験をもとに、事例と具体的な解決策を含めた、実践的な技術セミナーを企画いたしました。今回、新たなテーマとして、「第261回:食品取扱施設の微生物汚染防止対策」、「第263回:食品工場の高度清潔区域における施設管理」を加えました。
貴社施設の問題の解決方法、技術などの正しい知識の入手、従業員の定期教育及び従業員の力量アップにご利用頂きますと幸いです。皆様のご参加をお待ちしております。