【環境品質マネジメント】私たちは、環境管理技術を提供し、健全・安全な食品・医薬品づくりと安全な医療環境づくりに貢献します。

  実際の業務内容は食品工場や医薬品工場、病院の手術室など微生物を制御する清浄度の高い環境を微生物、昆虫、空気、水など色々な側面から調査し、問題点の対応策を科学的見地から行うことを主な業務としている会社です。
  現在50名弱の小さな会社ですが、昭和59年に設立されてから現在に至るまで、製品の安全、高品質を確立するためにはどうしたら良いか(これを弊社では環境品質マネジメントと呼んでいます)を常に考え実践を続けてきました。東京と大阪に事業部を持ち、埼玉県にはEQM(環境品質マネジメント)開発センターを開設し、全国的に展開しています。
  ご存知のように2000年に大手乳業メーカーの牛乳のエンテロトキシンによる汚染で食中毒が発生いたしました。また、その後、狂牛病の問題、、産地偽装、近年ではノロウィルスの汚染、食物アレルゲンの問題、そして悪意あるいたずらによる殺虫剤の混入などが起きています。消費者にとって食品の安全・安心が大きな関心事になっています。米国でも毎年、食中毒、食物アレルギーなどにより多くの死者が出ているため、HACCPという安全な食品を製造するための手法が開発され、法制化されました。日本でも1995年に食品衛生法が改正され、乳製品などの食品からHACCPの導入が進められました。現在、我が国はHACCPの義務化を進めようとしています。
  HACCPは安全な食品を製造するための最も優れた方法であるといわれていますが、まだまだきちんと導入できる食品工場は少ないのが現状です。私たちは現在、全社を挙げてこのHACCPに取り組み、現場で実践し、その普及に勤めています。食中毒の発生を１件でも減らすことが私たちの社会的使命であると考えています。HACCPシステムを実践して食品衛生、環境衛生のスペシャリストになっていただきたいと思っています。
  さて、私たちの仕事の目的は製造環境における環境品質マネジメントの実践ですが、これを実現するための調査・対策を担当するのがSEI部門で主として3つの分野から構成されています。1つは微生物分野、もう1つは昆虫などの環境動物分野、最後の1つが水や空気などの理化学分野です。生物学をベースとして科学的な検証をしていきます。今回は大学、大学院で農学、水産学、理学部などで微生物学、昆虫学、空気、排水等を専門に学ばれ、実社会に生かしていこうと考えられる方を募集したいと考えております。また、セールス部門は、これらをコーディネートする役割であり、幅広い知識が要求されます。営業にチャレンジする方についても歓迎いたします。EQM Tech部門は実際の問題解決を担う部門であり、営繕作業、清掃、洗浄、殺菌、殺虫などを科学的なデータに基づいて実施する部門です。
  最後にC&S憲章の一部を引用します。