第120回EQMセミナー 『洗浄と殺菌の基礎とSSOPマニュアル作成方法』

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EQMセミナー情報EQM Seminar Information

食品工場・食品流通対象

第120回EQMセミナー
洗浄と殺菌の基礎とSSOPマニュアル作成方法

  食品工場で日常行われる製造機器や環境の洗浄殺菌作業は衛生の基本です。それは、異物・微生物・化学危害に至る、食品に対する全ての危害コントロールが可能だからです。しかし、「いままで行ってきた方法をそのまま実施」しているケースが多く、衛生管理上、重要な項目にも係わらず検討されていない場合があります。
  洗浄方法は正しく設計されなければなりません。資材の選定、洗剤の適正濃度、洗浄の目的、製品の特徴、機械の構造や材質、教育などが必要です。また、洗浄は工程間の確認を含め科学的根拠を元に正しく設計する必要があります。そして日常、定期洗浄を区別し、管理(マネジメント)されなければなりません。
  弊社は、実際に各種洗浄作業を行っており、その経験も加え、適切な洗浄を実践するための設計から文書化、そして教育と監査に至る運用について解説いたします。皆様のご参加をお待ちしております。 

2007年11月30日(金):大阪会場
千里ライフサイエンスセンター(北大阪急行 千里中央駅)

10:00~17:00
会費:¥30,000-

EQM セミナー スケジュールEQM Seminar Schedule

  時間 内容 講師
1 10:00~11:00 SSOPの重要性 津田 訓範
2 11:05~12:00 衛生の基本知識 (5Sとクレンリネス)
3 13:00~14:00 洗浄と殺菌の基礎 (洗浄理論)
4 14:05~16:00 洗浄工程の設計とSSOPマニュアルの作成方法
5 16:00~17:00 運用と定着(教育と監査)

講演要旨Abstract Of Lecture

1) SSOPの重要性

  食品工場の衛生管理の基本はSSOPであるといっても過言ではない。それは直接製品が接触する製造機械の衛生管理が達成されなければ最終製品に異物混入、微生物汚染、化学物質汚染の可能性が考えられる。このセッションではSSOPの重要性について明確にする。

2)衛生の基本知識 (5Sとクレンリネス)

   5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の意味を正しく理解されているであろうか。5Sとは洗浄・清掃の基礎であり、十分理解する必要がある。そしてクレンリネス(概念→美しい清潔感・快適性)を実現しなければならない。SSOP作成を進めるに当たり、基礎になる項目について理解を深める。

3)洗浄と殺菌の基礎 (洗浄理論)

  洗浄設計は洗剤、資機材の選定から始まる。洗剤の性質、資材の形状・耐久性、そしてコストを考えなければならない。このセッションでは、清掃方法、洗剤の特性など、洗浄に係わる基本的な内容を詳細に解説、洗浄理論の基本を習得する。

4)洗浄工程の設計とSSOPマニュアルの作成方法

  洗浄設計は洗剤、資機材の選定から始まる。洗剤の性質、資材の形状・耐久性、そしてコストを考えなければならない。このセッションでは、清掃方法、洗剤の特性など、洗浄に係わる基本的な内容を詳細に解説、洗浄理論の基本を習得する。

5)運用と定着(教育と監査)

  SSOPを定着させるには教育が欠かせない。教育には2つあり、座学と実地訓練(OJT=On The Job Training) である。特に実地訓練は重要で、現場に出向き、手取り足取り教える必要がある。そして座学も平行して進め、知識を高めることにより洗浄品質を向上させることが可能になる。また、定着後は定期的な監査を行い、マニュアルに従って洗浄が行われていることを確認しなければならない。
  このセッションではSSOPを現場に定着させるための手順と方法を述べる。


注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。