食品工場・食品流通業対象
平成19年3月14日、食安発0314001号の通知により、エビ・カニの特定原材料追加検討が開始され、平成20年度内に通知、2年後施行として進められております。また、文部科学省は、平成20年4月25日に学校におけるアレルギー対応マニュアルを公表、学校給食の代替食・除去食対応など、食物アレルギーへの対応が強化されつつあります。これらの環境の中、益々、食品を取り扱う企業において食物アレルギー対策は重要な管理項目になってまいりました。
アレルギー表示制度の目的は、アレルギー患者が食品表示を確認し、回避するであり、表示の信頼性が求められます。特に重要なのは、コントロールすべき工程を把握することです。
食物アレルゲンコントロールⓇの基本は、①原材料の確認と管理、②工程におけるセパレートの徹底、③洗浄によるクロスコンタミネーション防止が基本です。
本セミナーでは、コントロール方法を中心に解説、食品工場おける食物アレルゲンコントロールⓇプログラムの作成から運用について解説いたします。また、店舗・レストランにおける考え方についても説明します。この機会に是非ご参加ください。
2008年8月26日(火):東京会場
本社常設セミナールーム(JR線・都営新宿線・東京メトロ丸の内線 新宿駅)
2008年8月29日(金):大阪会場
千里ライフサイエンスセンター(北大阪急行 千里中央駅)
13:00~17:00
会費:¥20,000-
時間 | 内容 | 講師 | |
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1 | 13:00~13:30 | 食物アレルゲンの最新情報 | 津田 訓範 |
2 | 13:35~16:00 | 食物アレルゲンコントロールⓇプログラム | |
2-1 | 13:35~14:00 | 原材料の確認と管理 | |
2-2 | 14:00~15:00 | 製造工程における食物アレルゲンコントロールⓇ | |
3 | 15:15~16:00 | 定着のための監査と教育 |
2006年1月、FDAによる表示制度が開始され、同年、カナダのオンタリオ州法において学校給食のアレルギー対策「サブリナの法律」が施行された。北米では食物アレルギーによるアナフィラキシーショックで年間150名程度が死亡しており、重要な課題になっている。このセッションでは、北米と日本の最新情報について述べ、食物アレルゲン対策の必要性について考える。
食物アレルゲン対策で供給者の管理は重要なポイントである。予め詳細な調査を実施し、使用する原材料、加工工程、他のラインで特定原材料を含む製品を加工しているのかなどの情報と実態を確認する必要がある。そして問題が確認されれば、改善要求を行い、安全な原材料が納品できる体制を整えなければならない。
カナダのSQA(Supplier Quality Assurance)の考え方を参考に、食物アレルゲン汚染防止対策の視点から供給者の管理方法について説明する。
食物アレルゲンコントロールⓇは原材料の保管、製造工程のセパレート、生産順序の管理、そして食物アレルゲン洗浄によって行う。製品特性、製造ラインの状況を把握し、どの手段でコントロールが出来るのかを明確にして、管理する体制を整えることが必要である。このセッションでは、現状のインスペクションによる確認から、コントロール方法の決定まで、実例を含め解説する。また、カナダにおけるフードリテールの(Retail Developments in Allergen Control)についても紹介、店舗、レストランにおける考え方についても述べる。
食物アレルゲンコントロールⓇプログラムがシスマティックに運用され、定着しているかを定期的に確認しなければならない。それには監査を実施して、指摘された内容について教育プログラムを組んで是正する取り組みを行うことが重要である。このセッションでは、食物アレルゲン監査とフォローアップのための教育について解説する。
注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。