食品工場・食品流通業対象
洗浄方法は科学的根拠を元に正しく設計する必要があります。そして日常、定期を区別し、管理(マネジメント)されなければなりません。
弊社は、実際に各種洗浄作業を行っており、その経験を踏まえ、適切な洗浄を実践するための目的別洗浄設計方法を解説、年間計画の考え方と定着運用方法について説明いたします。「洗浄方法、頻度を見直そう」、「洗浄方法が良くわからない」など、お考えの方に最適な内容といたしました。皆様のご参加をお待ちしております。
2011年11月12日(金):大阪会場
時間 | 内容 | 講師 | |
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1 | 13:00~15:15 | 洗浄の必要性とその基本知識(5S・クレンリネスと洗浄理論) | 津田 訓範 |
2 | 13:00~13:30 | 洗浄技術とその実践 (異物、微生物、食物アレルゲン制御のための洗浄技術) |
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3 | 13:30~15:00 | 洗浄の年間プログラムの考え方 (定着と運用方法) |
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の意味を正しく理解されているであろうか。5Sは洗浄・清掃の基礎であり、十分理解する必要がある。そしてクレンリネス(概念→美しい清潔感・快適性)を実現させなければならない。また、洗浄を進めるためには、洗剤の性質と種類、資材の形状・耐久性、そしてコストを考えなければならない。このセッションでは、洗浄を行なうにあたり、基本となる知識を説明する。
洗浄は目的にあった正しい方法を設計する必要がある。昆虫類の制御は餌になっている汚れの性状を確認し、洗剤を選定、生息場所を取り除くことが必要である。微生物の制御は芽胞菌や真菌など、種類によって方法が異なるため、汚染原因となっている微生物を特定し、洗剤と殺菌方法を検討しなければならない。また、食物アレルゲンは総タンパク質として捉え、タンパク質を除去する方法を中心に検討する。それぞれの目的に合わせた洗浄技術について実例を含め解説する。
洗浄作業は実施範囲、作業量から日常、定期に区別される。日常は激しく汚染する製品接触部分を中心に実施し、製品の安全性を担保する。しかし、日常で実施できる範囲は少なく、時間も限られるため、その周囲、細かい部分までの対応は難しくなる場合が多い。これらの場所は放置され、食品汚染に発展するケースが多い。この状態を回避するためには、教育により定着させること、そして計画的な洗浄頻度を設計し、衛生状態を維持管理(マネジメント)する仕組み作りが欠かせない。
洗浄設計の考え方、洗浄マニュアルの作成と教育方法を中心に洗浄プログラムの運用手順について述べる。
注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。