第161回EQMセミナー 『衛生改善による費用対効果の実現』

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EQMセミナー情報EQM Seminar Information

食品工場・食品流通業対象

第162回EQMセミナー
『衛生改善による費用対効果の実現』−品質が上がればコストが下がる−

  食品取り扱い施設では、食品の安全・安心を担保するため、衛生管理を実施し、問題解決を図る必要があります。これらの取組みをおこなうには費用が発生しますが、その効果を数値に置き換えることにより投資した費用と効果の相関関係を明らかにすることができます。
  別な洗浄殺菌を実施します。その結果、微生物数が減少することでクレームの減少、検査費用の削減が明確になり、この効果を数字に置き換えることで費用対効果が測定できます。特に重要なのは測定方法の設計で、クレーム1 件の損失額、検査費用の計算方法を予め決定しなければなりません。
  今回のセミナーは、費用対効果を実現するための設計、結果の測定と計算方法について具体例を示し、品質関連費用とそのもたらす利益の関係について明確にいたします。
 
2012年12月4日(火):東京会場
(本社常設セミナールーム/JR線・都営新宿線・東京メトロ丸の内線 新宿駅)
2012年12月7日(金) 大阪会場
(千里ライフサイエンスセンター/北大阪急行 千里中央駅)

13:00~17:00
会費:¥20,000-

EQM セミナー スケジュールEQM Seminar Schedule

  時間 内容 講師
1 13:00~13:30 費用対効果の考え方と設計 津田 訓範
2 13:30~16:30 衛生改善による費用対効果の実現
  2-1洗浄工程改善による費用対効果事例
  2-2製造工程の微生物汚染改善事例
  2-3昆虫類管理による事例
  2-4外部監査による衛生状態の改善事例

講演要旨Abstract Of Lecture

1)費用対効果の考え方と設計

  HACCP、教育、洗浄など、衛生管理を進めるには費用がかかります。しかし、企業である以上、製品の衛生管理は不可欠で取り組まなければなりません。そこで重要になるのはその衛生管理にかけた費用(投資)の効果を測定していくことです。費用対効果は、数値目標をかかげて、数値により測定します。
  このセッションでは、費用対効果を測定するための考え方、設計方法について説明いたします。

2)衛生改善による費用対効果の実現

2.1 洗浄工程改善による費用対効果事例
  洗浄は衛生管理を維持する上できわめて重要な取り組みです。洗浄は毎日実施するため、工程改善を計画的に進めることで大きな費用対効果を得ることができます。水の使用量の削減、洗浄時間の短縮、洗剤使用量の削減などの事例について説明します。

2.2 製造工程の微生物汚染改善事例
  微生物汚染が発生しますとクレームや自主回収に発展します。これは、人の健康被害に及ぶ可能性があるためで、経営に影響する場合も考えられます。製造ラインの衛生改善をおこなうことによる費用対効果事例を説明します。

2.3 昆虫類管理による事例
  昆虫類管理の目的は異物混入防止です。昆虫類の混入は健康被害を引き起こすことは考えにくいですが、工場の衛生管理意識を問われる結果になりかねません。
そこで、弊社の取り組みにより、異物混入クレームの減少、殺虫剤の使用を減少させることによる稼働率の向上事例などについて述べます。

2.4 外部監査による衛生状態の改善事例
  外部監査は通常達成率で評価し、合格点に達成しないと取り引にも影響する場合があります。弊社による教育、衛生管理の取り組みにより、外部監査の達成率が向上、取り引につながった事例について、指導と教育および定着方法を解説します。


注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。