第197回EQMセミナー 『PRP(前提条件プログラム)の確立と運用』

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EQMセミナー情報EQM Seminar Information

食品工場・食品流通業対象

第197回EQMセミナー
『PRP(前提条件プログラム)の確立と運用』−PRPの構築と実践に向けて−

  厚生労働省は、2020年を目処に全食品事業者を対象としたHACCPによる衛生管理の制度化(義務付け)に向けた準備を進めております。HACCPはハザード分析を実施し、食品のハザードを軽減または取り除く工程をCCPやO-PRPとして設定し、その管理に集中します。しかし、最も重要なのは、原材料・製造機械・製造環境・人を含む施設全体の衛生管理を行うPRP(前提条件プログラム)の確立です。このPRPを理解して整備しないとCCPの管理に集中できなくなり、かえってHACCPシステムの効率的な運用ができなくなります。カナダの食品安全強化プログラム(FSEP)ではPRPを「安全な食品を製造するのに適した製造環境条件を達成するための必要条件」と定義しています。
  今回は、食品工場のPRPについて、ISO/TS22002-1:2009の内容を中心にPRPの確立に向けた実践的なセミナーを企画いたしました。既にHACCPを導入されている企業ではその見直しや強化のために、またHACCPをこれから構築される企業ではPRPを理解し整備していくために、最適なプログラムと内容をご用意いたしました。

【今回のセミナーの特徴】
①PRP項目、管理方法の理解、衛生管理の基本の理解が進みます。ISO/TS22002-1:2009、
   及びISO22000:2005の要求事項の各項目にも対応しております。
②PRPの手順書など、即現場で利用できるフォーマット例を紹介いたします。
③現場でのPRP確立のための情報提供、教育資料として利用できます。


2017年6月14日(水):東京会場
(本社常設セミナールーム/JR線他 新宿駅 徒歩20分、京王新線 初台駅 徒歩10分)
2017年6月16日(金):大阪会場 
(JEC日本研修センター 江坂/地下鉄御堂筋線 江坂駅 徒歩1分)

10:00~17:00
会費:¥10,000-
同じ企業様からのお申し込みの場合、2名様から半額といたします。

スケジュール・講演要旨EQM Seminar Schedule/Abstract Of Lecture

時間 内容 IOS22000:2005
ISO/TS22002-1:2009(*)
講演要旨 講師
10:00~
   10:15
1.PRPの重要性 7.安全な製品の計画及び実現
7.2前提条件プログラム
各国のPRPの内容とHACCPの前提条件の意味を解説する 辰口(東京)
津田(大阪)
10:15~
   10:30
2.PRPの確立と運用 7.安全な製品の計画及び実現
7.8検証プラン
PRPを確立するためのポイントと現場定着のための教育方法について説明する 辰口(東京)
津田(大阪)
10:30~
   11:15
3.施設・設備の構造、配置及びユーティリティとその管理 4.建物の構造と配置*
5.施設及び作業区域の配置*
6.ユーティリティ,空気・水・エネルギー*
8.装置の適切性,清掃・洗浄及び保守*
PRPの主として構造・設備や機能の側面からの要求項目であるが、単にハード(施設・設備の整備)ありきではなく、実際の運用や清浄化作業、メンテナンス等の実施を考慮した上で、製品汚染のリスクを最小にするための管理システムの確立について説明する 島田(東京)
中川(大阪)
11:15~
   12:00
4.原材料管理、受け入れ・保管と物流管理 9.購入材料のマネジメント*
16.倉庫管理*
カナダSQAプログラムを中心に供給者の評価から監査方法について説明する 津田
13:00~
   13:45
5.洗浄・清掃プログラム 11.清掃・洗浄及び殺菌消毒* 清掃・洗浄及び殺菌消毒の基礎と清掃プログラムの構築、有効性モニタリングの考え方について解説する 中村(東京)
中川(大阪)
13:45~
   14:30
6.交差汚染予防手段
(微生物・アレルゲン・異物)
10.交差汚染の予防手段* 交差汚染の危険性の高い、微生物、アレルゲン、硬質異物による製品汚染に対する管理手段について解説する 伊藤(東京)
中川(大阪)
14:30~
   15:15
7.生体由来異物管理プログラム 12.有害生物の防除* 昆虫や鼠族管理に関わるPRPの要求項目を中心に、有害生物の防除について具体例を含めて解説する 山本(東京)
木村(大阪)
15:30~
   16:15
8.個人衛生と教育プログラム 13.要員の衛生及び作業員の施設* 要員からの汚染を防止するため、衛生設備、更衣、健康管理、行動を確実にしなければならない。個人衛生の必要性と位置づけ、具体的な管理手段について解説する 國定(東京)
宮地(大阪)
16:15~
   17:00
9.リコールプランと食品防御 15.製品のリコール手順*
18.食品防御,バイオビジランス及びバイオテロリズム*
リコールチームの編成から安全宣言までの方法を説明する。また、食品防御は、PAS96の内容にも触れ理解を深める 津田


(注) 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。