食品工場・食品流通業対象
食物アレルゲンは微量の混入で人に対して重篤な健康被害を発生させることがあります。そのため、消費者が食品を購入する際に食品表示を見て食物アレルゲンを避けることを目的として、食物アレルギー表示制度が導入されました。食品工場は食品表示の信用性を高めるため、原材料、製造工程から流通までの管理を目的とした適切な食物アレルゲンコントロールプログラムを設計し運用することが必要となりました。
シーアンドエス株式会社は、多くの食品取り扱い施設において食物アレルゲンコントロールの導入、管理に携わっております。今回は、食品取り扱い施設における「運用」をキーワードに実践的な内容としました。
食品工場の食物アレルゲンコントロールプログラムの導入と運用、食物アレルゲン教育の場としてご活用いただければと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
ISO/TS22002-1では、「10.3 アレルゲンの管理」において、『食品を取扱う従業員はアレルゲンの認識及び製造手順に関する特定の訓練を受けることが望ましい。』とされています。
また、FSSC22000第4版では、アレルゲンの管理がより強化されます(2018年1月1日より)。
2017年12月13日(水):東京会場※会場が変更になりました
(NOF新宿南口ビル4F/JR新宿南口 徒歩3分、都営新宿線/都営大江戸線/京王新線 新宿駅A1出口 徒歩1分)
2017年12月15日(金):大阪会場
(JEC日本研修センター 江坂/地下鉄御堂筋線 江坂駅 徒歩1分)
13:00~17:00
会費:¥8,000-
時間 | 内容 | 講師 | |
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1 | 13:00~13:45 | 食物アレルギーの今 | 津田 訓範 |
2 | 13:45~17:00 |
食物アレルゲンコントロールプロクラムの運用 |
食物アレルギー表示制度は、アレルギーの患者が食品表示を見て食物アレルゲンを避けることにより、事前に健康被害を回避するのが目的です。このため食品取り扱い施設に対して求められるものは、加工食品に食物アレルゲンが混入しない仕組み作りと、食物アレルギーに関する正しい知識です。
このセッションでは患者の立場、食品工場の立場から「食物アレルギー問題の今」を考えます。
2.1 食物アレルゲンコントロールプログラムについて
食物アレルゲンコントロールプログラムの導入は原材料の確認から始まります。原材料の保管、製造工程管理、洗浄方法など工場で管理できる管理項目について文書化を行い、教育によって管理方法の運用と定着を、さらに定期的な監査によって検証し、改善できる体制を整えることが大切です。
弊社では、食物アレルゲンコントロールプログラムを7項目に整理し管理方法を設定、実践しておりますが、このセッションではこれらの7項目について実例を含め詳細に解説します。
2.2 食物アレルゲンコントロールプログラムの運用のポイントと課題
食物アレルゲンコントロールプログラムを導入し運用するためには、従業員の食物アレルゲンに関する意識の向上が必要となります。そして工場の特徴と製品特性に合わせて食物アレルゲンコントロールプログラムを設計し、実行可能な方法で運用することが重要です。
このセッションでは導入時の課題と共通する問題点、運用を図るためのポイントを明確にし、運用後の維持管理の問題について解説します。
注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。