食品工場・食品流通業対象
2018年9月19日(水):東京会場
(本社常設セミナールーム/JR線他 新宿駅南口徒歩15分、京王線初台駅徒歩10分)
2018年9月21日(金):大阪会場
(JEC日本研修センター 江坂/大阪メトロ 御堂筋線 江坂駅 徒歩1分)
13:00~17:00
会費:¥8,000-
時間 | 内容 | 講師 | |
---|---|---|---|
1 | 13:00~13:45 | 洗浄理論 | 津田 訓範 |
2 | 13:45~15:00 | 製造機器由来の微生物汚染事例と改善方法 | |
3 | 15:15~16:00 | 製造機器由来の微生物汚染事例と改善方法 | |
4 | 16:00~16:45 | 教育と監査による洗浄プログラムの運用 | |
- | 16:45~17:00 | 質疑応答 |
洗浄・清掃は汚れの特徴と付着状態の確認から始まります。そして洗浄・清掃方法、洗剤の性質などを理解し、設計する必要があります。例えば、たんぱく質にはアルカリ性洗剤が、無機質を除去するには酸性洗剤が適しています。また、バイオフィルムを除去するには、洗浄剤の組み合わせが重要です。これらの洗浄・清掃の基本知識を十分理解せず実施されているケースが多いのではないでしょうか。このセッションでは洗浄・清掃を行う上で基本となる洗浄理論、洗浄・清掃のバリデーションの実施方法について理解を深めます。
微生物汚染はいつ発生するかはわかりません。微生物汚染の発生は、汚れの蓄積、製造機器の構造上の問題、不適切な洗浄・清掃方法の設計など、必ず原因があります。重要なことは汚染の原因となっている微生物を特定し、汚染箇所を確認、確実に除去できる洗浄・清掃方法を設計することです。
このセッションでは微生物汚染の原因の究明方法から微生物の種類による除去方法(バイオフィルムを含む)について、実際の事例を含めて説明します。
製造環境は可能な限り衛生的に維持する必要があります。それは、空調などに発生した真菌の飛沫、製造環境に発生したバイオフィルムに含まれる微生物の飛散などが原因で、食品の汚染につながる可能性があるためです。
製造環境に存在する病原微生物は使用される原材料の一次汚染微生物によって左右される場合があります。環境に付着した微生物は製造環境の条件、実施されている洗浄・清掃内容、実施頻度などが関係し、一定のミクロフローラを形成すると考えられます。その中にリステリアなどの病原微生物が存在すると食品の二次汚染に発展する可能性があります。このセッションでは製造環境からの微生物汚染について実例をもとに紹介します。
洗浄・清掃プログラムは、微生物試験や理化学的試験などにより定期的に検証し、課題を抽出することが大切です。そして、監査による客観的な評価を合わせることで、課題が明確となります。洗浄プログラムの運用のポイントは、監査=教育として捉え、改善のためのPDCAサイクルをまわすことです。
このセッションでは洗浄プログラムを運用するためのノウハウ、従業員の教育・訓練方法など、洗浄・清掃の予防管理方法について、その全体像を解説します。
(注) 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。