医薬品・医療機器工場対象
医薬品・医療機器工場・・・特に無菌操作区域を保持する工場の製造環境衛生管理者、品質保証、防虫担当者の方に最適な内容となっております。ぜひご参加ください。
2005年3月15日(火):東京会場
本社常設セミナールーム( JR線・都営新宿線・地下鉄丸の内線 新宿駅 )
2005年3月18日(金):大阪会場
千里ライフサイエンスセンター(北大阪急行 千里中央駅)
13:00~17:00
会費:¥20,000-
時間 | 内容 | 講師 | |
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1 | 13:00~14:30 | 無菌操作区域の昆虫類の生息状況と管理手法 | 谷 壽一 |
2 | 14:40~15:40 | 無菌医薬品製造区域で捕獲される昆虫の同定と生態 | 國定 勝博(東京) 尾池 泰英(大阪) |
3 | 15:40~16:50 | 無菌医薬品製造区域のモニタリングと昆虫発生時の対策 | 伊藤 壽康(東京) 岡本 美佐子(大阪) |
無菌操作区域でも節足動物が生息します。生息する昆虫は1mm前後の微小な昆虫類で密度も低いために詳細な調査をしないと見落としがちです。しかし、時には異常に発生することがあり、この大半は真菌を食べている昆虫類で内部発生を繰り返しています。これらの昆虫は体表面に真菌を付着させており、真菌汚染の原因にもなります。
無菌操作区域にどのような昆虫が生息し、その出現頻度などの実態を紹介します。
また、医薬品工場での昆虫のコントロールプログラムについて解説します。
無菌医薬品製造区域においては出現する昆虫類は限られており、コナチャタテ科、粘管目、ダニ目、ヒメマキムシ科といった壁裏、天井裏を含めた建屋内で発生する昆虫類が多くを占めており、特に真菌を餌とする昆虫類が優占種となります。中でもコナチャタテ科を含む噛虫目については29施設、延べ76回の調査において70%以上の高い頻度で出現しており、無菌医薬品製造区域において一般的に生息する昆虫とみなすことができます。本セッションでは、無菌医薬品製造区域で捕獲される昆虫類の同定方法とその生態について解説いたします。
無菌医薬品製造区域における昆虫の問題で最も多いのは、真菌を餌とする噛虫目コナチャタテ科です。本科の昆虫は、構造の問題からおこる結露・雨漏り・水漏れなどから発生するカビの二次的問題として、おびただしい数が発生し、クリーンルーム内に侵入します。これら微小な内部発生昆虫のモニタリング手法や、問題発生時の原因究明方法を解説します。また、事例を通して無菌医薬品製造区域をはじめとする清浄度の高いクリーンルームに要求される防虫構造、建築時に注意すべき項目や、種々の対策を実施した際に起こり得る製品汚染の具体的な防止方法について紹介いたします。
注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。