食品工場・食品流通業対象
2005年3月8日(火):東京会場
本社常設セミナールーム(JR線・都営新宿線・東京メトロ丸の内線 新宿駅)
2005年3月11日(金):大阪会場
千里ライフサイエンスセンター(北大阪急行 千里中央駅)
10:00~17:00
会費:¥30,000-
時間 | 内容 | 講師 | |
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1 | 10:00~11:45 | 昆虫管理のための組織と検討会の運用 | 伊藤 壽康 |
2 | 12:45~14:15 | 食品工場で問題となる昆虫類とその発生事例 | 國定 勝博(東京) 尾池 泰英(大阪) |
3 | 14:15~15:15 | 原因究明のための調査方法 | 伊藤 壽康(東京) 尾池 泰英(大阪) |
4 | 15:30~17:00 | 清掃・洗浄を中心とした昆虫の制御方法と解決事例 | 辰口 誠(東京) 津田 訓範(大阪) |
レスケミカルの昆虫管理を実現するためには、洗浄・清掃を中心とした自主運用の管理プログラムが必要であり、それを実践するためには現場の従業員の方達を中心とした昆虫管理のための組織が必要となります。また、組織を実際に運用するための場として検討会を定期的に開催することが、自主運用を継続していくためにも重要です。
本セッションでは、食品工場におけるレスケミカルの必要性について述べるとともに、レスケミカルによる昆虫管理の進め方、特に昆虫管理のための組織と検討会の運用方法について解説いたします。
食品工場で問題となる昆虫類には、大きく分けて屋外で発生し工場内に侵入する種類と屋内で発生する種類に分かれます。清潔区域など屋外から守られた施設については、屋内で発生する種類が優占種となることが多く、異物混入の問題となることもあります。
本セッションでは、食品工場で問題となる昆虫類、特に屋内で発生する昆虫類の生態について、工場内での発生事例と併せて解説いたします。
食品工場において対策が進みにくい場合には、発生場所が明確でないために施工場所の絞込みができていないケースがあります。そのようなケースでは、発生場所でない場所へ施工するために効果が得られないという問題や、施工範囲が広すぎるため、効果があっても継続的に実施することができないという問題があります。モニタリングから問題解決へと対策を進めるためには、問題となる昆虫類の発生場所を確実に突きとめる必要があります。
本セッションでは、モニタリングを含めた昆虫の調査方法について解説いたします。特に問題となる昆虫類の発生場所を見つけるために実施する原因究明のための調査方法について詳しく解説いたします。
カビや残渣を餌とする有翅チャタテ類やヒメマキムシ科、排水系統から発生するチョウバエ科、堆積粉から発生するメイガ類やシバンムシ科等の貯穀害虫など、工場内で発生し問題となる昆虫類の多くはその5Sの不備により発生します。殺虫剤による防除はこれらの昆虫類を一時的に減少させることができても、その発生要因となるカビや残渣を除去しなければすぐ元の生息数に戻ってしまうため、効果の期待できる清掃・洗浄を組み立て、計画的に実施する必要があります。
本セッションでは、清掃・洗浄を中心とした昆虫の制御方法について、工場内での解決事例と併せて解説いたします。
注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。