化粧品工場対象
時間 | 内容 | 講師 | |
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13:30~ | ISO 22716の構造 | 小山 和博 | |
1 | 個人衛生の基礎 | 小山 和博 | |
2 | 清掃及び消毒の基礎 | 小山 和博 | |
3 | 防虫対策の基礎 | 伊藤 壽康 | |
~16:30 | 教育と訓練 現場への定着を進めるためには | 小山 和博 |
ISO22716:2007は「化粧品産業の製品の品質に影響を及ぼす人的、技術的及び管理的要因の管理に関して系統的及び実際的な助言を行う」とされ、受入れから出荷まで製品の流れに従い使用できるよう17項目に渡り記述され、主要項目には「原則」表記が組み込まれています。このセッションではISO 22716構造、品質の定義についてまとめます。
製造エリアに入る内部従事者・外部者を含む全要員は、個人衛生の意識を高く持たなければなりません。特に個人衛生管理の基本要素となる「手指衛生管理、更衣管理、毛髪管理、内部行動規定」は、汚染要素の理解と手順の徹底順守が必要です。化粧品製造エリア従事者に必要となる個人衛生の基礎理解、技術習得を中心に実例を交えて説明します。
製造エリアではヒト(従業員)がモノ(用具)を用いて「清掃と消毒」を行う必要があります。対象は微細な「塵埃と微生物」であるため効果の目視視認は困難です。このため慣例方法の繰り返し、検証の未実施などにより「慢性的な汚染」「作業による汚染拡散」など期待効果が得られない場合が存在します。適切な「清掃と消毒」を実現するための基本要素/動作ポイントについてまとめ、有効性の確認を含むプログラム構築の考え方を説明します。
ISO22716には「4.13 防虫対策」の項があり、「構造設備に適した防虫対策プログラムを備えること」とされています。製造環境で問題となる昆虫類の生理・生態、それらをモニタリングするための調査方法、防虫対策のために必要となる具体的な是正措置、予防措置について説明します。
品質マネジメントシステムの運用と定着に関する最重要点は、従業員を対象とする「教育と訓練」です。教育訓練は「教:既知の真理・知識」「育:はぐくむ、可能性を見出す」「訓:コーチング、さとす、ささえる」「練:反復、くりかえす」という4要素に分解されます。これを基本として、各人の職務範囲に対応した目的/階層別のプログラム構築・運用・効果を確認し続けることが必要です。
本日の各セッション内容を教育訓練プログラムとして落とし込むための計画案について説明します。
注* 当社と同業種、コンサルタント・個人の方のご参加はお断りしておりますので、予めご了承ください。