令和3年(2021年)6月1日に食品衛生法の一部が改正され、今年で4年が経過しました。この改正の中にHACCPの制度化が含まれており、食品取扱施設においてはHACCPの導入から運用段階に進めていく段階であると思います。
HACCPはハザード分析を行い、重要管理点を設定し、食品を通じた健康被害を防止す科学的な手法を用いた管理方法です。しかし、実際に食品取扱施設で衛生管理を運用するのは人であり、今後は人の行動科学として、「食品衛生とは何か」を理解させ、施設内に食品衛生を行う文化を醸成することが求められています。2020年、Codex「食品衛生の一般原則(GPFH)」が改訂されましたが、食品安全文化の必要性が明記されています。
そこで、2025年度のEQMセミナーは、食品衛生を行う人の衛生意識向上をテーマとし、「従業員の衛生管理の重要性」を新たに新設しました。また、食品衛生管理項目で重要となる、異物(生体由来物)、微生物及び食物アレルゲンについて、食品への混入/汚染防対策の中心となる洗浄/清掃を中心に、実践的な技術セミナーといたしました。
皆様のご参加をお待ちしております。