第13回はリスクコミュニケーションについて解説しています。
多くの事故は人為的ミスにより発生しますが,コミュニケーションの不備に起因するものも少なからずあります。医薬品のリスクコミュニケーションの方法は手順書がベースですが、関係者がリスクに関することを同様に理解していることが重要です。
そのためには高い教育レベルとリスク感覚を養い,リスクに関する情報を正確に理解し伝達し組織で共有することにより,リスクを未然に回避できる仕組みを作り,またクレーム発生時には迅速に適切な対応ができる組織にすることです。このためには教育訓練が不可欠です。防虫管理を例にして、情報伝達と教育訓練について述べます。
その13 目次
1. コミュニケーションの問題点
2. リスクコミュニケーションの基盤となる教育訓練
3. 防虫管理の組織とリスクに関する情報共有
(1)防虫管理組織の役割
(2)防虫管理組織に求められる力量
①防虫管理担当者
②防虫管理責任者
(3)管理者の役割
①経営者
②製造管理者
(4)製造環境への入場者
(5)品質保証部門の役割
4. 社外とのリスクコミュニケーション
(1)査察
(2)工場新設時の構造・設備における防虫上のリスクの共有
5. クレーム発生時のリスクコミュニケーション
(1)異物混入などのクレーム時の情報伝達
(2)SNSなどによる情報拡散の対応
6. リスクマネジメントプロセスを導入した防虫管理の文書類の整備
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