空気清浄度管理プログラム

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背景と課題Background And Issues

  感染予防対策の一環として、重要な役目を担っているのが、病院内における空気環境の清浄化対策です。手術室、ICU等の清潔区域には一般空調より高度な機能を有した設備が付加され、浮遊粉塵、浮遊菌などの汚染を除去し、汚染空気の室内への流入防止の役目を果たしています。しかしHEPAフィルタが設置されていれば安心であるとは言い切れません。入室人員、ドアの開閉、ホコリの堆積等の運用管理面も合わせてマネジメントしませんと、空気汚染は、制御できません。空気清浄化を進める上で、設備機能面と運用管理面双方での取り組みが必要とされます。

空気清浄度管理プログラムの特徴Features Of The Program

  先ず、空気を汚染する要因を調べます。C&Sで言う「環境診断」です。環境測定は、単にデータを提示するだけです。診断は、ヒアリング(聞き取り調査)、インスペクション(目視観察)による結果と環境微生物調査、計測機器による測定データと併せて分析・評価し、問題点を明確にして、処方箋、即ち、是正措置を講じます。問題解決に当っては、空気環境の品質への影響を予測してハード(フィルタ交換、設備保守・点検、清掃)、ソフト(環境モニタリング、サニタリープラクティス)、ヒューマン(行動規範、個人衛生、教育)にわたる多様な因子を統合して感染危害を未然に防ぐシステムが必要です。これが、C&Sの行っている「環境品質マネジメント(EQM)」の考え方です。
  設備管理業者、清掃業者、フィルタメーカー、環境測定業者などそれぞれの思惑で行っていては、空気環境の品質が保たれませんし、何か問題が生じた時の責任の所在が不明確になります。感染予防の見地から、ハード、ソフト、ヒューマンに渡り、終始一貫した考えのもとに管理を行うことによってはじめて空気清浄管理の品質が維持されると確信いたします。

空気清浄度管理プログラムのポイントPoints Of The Program

1)空気環境診断

空気汚染要因を、設備面と運用管理面から全て洗い出し、そこから改善点を見出し、共通認識のもと、各担当部署別に落とし込み是正措置を講じます。その進捗具合は、定期モニタリングで検証していきます。

2)手術室の空気清浄度評価

1)設備機能評価(非稼動時)
設計上は高い空調機能を備えていても経時的変化により機能が低下することがあります。定期モニタリングによって確認します。

2)術中評価(運用管理面)
空気環境のリスクの比較的高い。整形外科、心臓外科、脳外科手術において、実際の環境負荷を把握し、その危害要因を見出す。

3)感染症発生原因調査(気流調査)

術野での空気の滞留の有無を調査します。

商品構成
  • 空気環境診断
  • 空調設備保守・点検
  • 空調ダクトクリーニング
  • HEPAフィルタ交換作業
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