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食品の事故・クレーム対策

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食品事故における製品回収の考え方

食品と開発,健康産業新聞,VOL.41.No.6,p.4~8,(2006)


  食品は「人間の生命、健康を維持、増進し、種族の保持、繁栄をはかるために必要不可欠・・・(であって)・・・第一に人間の生命、健康にとって絶対に安全なものでなければならない」とは、カネミ油症訴訟の判決の一文です。食品はその安全性に関して、他の製造物と比べて極めて高度かつ厳格な注意義務が課される製品であるが、食品に起因する健康危害を完全になくすことができないのは、これもまた現実です。
  食品事故では、状況によっては多くの消費者が健康危害を被る可能性があるため、事故発生時には直ちに回収の必要性やその範囲の判断を行うとともに、可能な限り迅速な対応を実施して、消費者に対する健康危害を最小限に食い止める必要がある。食品企業にとって製品回収の判断と実行は、リスクマネジメントの大きな要素の1つであり、社会的な責務として、また経営上の損失を最小限とする上でも極めて重要課題です。
  本報では、北米の情報も参考にしながら、製品回収を行う際の判断基準と、迅速かつ確実な製品回収を実現するための手順のあり方を述べてあります。
  潜在的なリスクに対しては、明確な判断基準に基づいたリスクマネジメントの体制を構築し、常に使える状態で維持していく必要があります。本報の内容がリスクマネジメントの体制作りにとって少しでも参考になれば幸いです。

1.   製品回収に対する企業の姿勢
2.   食品の製品回収の発生状況
3.   健康危害のクラス分類と回収の判断基準について
3-1 健康危害のクラス分類について
3-2 回収の判断基準の参考例
3-3 アメリカFDAの「食品欠陥アクションレベル」
4.   製品回収の基本的なステップと必要な要素
5.   ポジティブリスト制度とケミカルハザードについて


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食品事故における製品回収の考え方